ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

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祭りの後に

先週末、“すずたん”のカラオケ大会も無事終わり、
カラオケ大会後の打ち上げは、
盛大に盛り上がった。
一次会は、焼肉屋で食べて、飲んで、
二次会は、もちろん(?)カラオケに行ったけど、
酒のせいで声はでんし、
マルオはゲロ吐くし、
ヒロセは暴れるし、
サヨちゃんは泣き出すし、
大変だった・・・。
まぁ、俺も飲みすぎで、あまり記憶ないけど・・・

それから一夜経った次の日の夜、
俺はベッドに寝転がりながら、
突然、虚しい気持ちに襲われた。

なんかつまんねぇ・・・

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もうカラオケ大会も終わったから、
みんなで毎日集まることもないんだな~・・・
なんか誰かに会いてぇ。

大家さんとこ・・・
いや、でも、大会終わったばかりで
疲れてるだろうしな・・・
かといって、誰でもいいって
わけじゃないんだよな。

あ、そうだ!


俺は、バイト先に一人で向かった。
今日は、確か・・・マルオとヒロセが
シフトに入ってたはず。

でも、不思議だ。
マルオやヒロセに会いたいなんて。

前ならこんなこと思ったことなかったのに。

店に着くと、
店長が出迎えてくれる。

「いらっしゃい!!・・・あれ?
 オノ君、今日、出勤???」

「いや~、今日は一人で飲みに来ました~~」

「へぇ~、珍しいね」

俺が、カウンターに一人で座ると、
働いていたマルオとヒロセがやってくる。

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「あれ~~~?ぺらいちさん!!
 今日は、どしちゃったんですか?」

「いや~まぁ・・・」

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「あ~~!分かった!!
 寂しゅうなったんやろ!!」

ドキッ・・・

「違うし!!
 ちょっと用事で近くまで来たから
 寄ってみただけだし!!!」

「え~!うそやろ~~?
 じゃぁ、なんの用事?
 ねぇ、何の用事?」

ヒロセはしつこく聞いてくる。

「・・・う、うるさいなぁ!!
 今日は、客だぞ!
 とりあえず・・・ビール!!!」