ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

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帰り道

やってもうた・・・

っていうか!!
なんなんだよ、あのオッサン。
初対面でズケズケと。
なんなの、あのいきなりの質問攻め!
クソったれ・・・

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俺が何をしたいかなんて・・・
分かるわけねーだろ・・・

クソっ・・・
俺って、いつもそうだ・・・

普段、良い人そうに見せてるくせに
肝心な時にこうだ。
こうやって人間関係を切ってきた・・・

俺が出て行った後、
追いかけて来たマルオたちの声が
かすかに聞こえたような気がしたけど、
それも振り切って、真っ先に
電車に乗ってしまった。

時間は夜9時・・・
みんなは、まだ飲んで帰るだろうな・・・
でも、場の空気を最悪なままにして
帰ってきたからな・・・
かといって、もう今さら戻れないし・・・

あーーーー!!!もう!!!
こんな自分がほんっとにイヤだ!!!

俺は、やぶれかぶれのまま、
自宅に着き、泥のように
布団に倒れ込む。

くそ・・・眠れない・・・

時計を見ると、3時。

散歩でもするか・・・

俺は、あてもなく夜の道を歩き始める。

ハァ・・・
ため息しか出ない・・・

俺の人生・・・なんでこうなっちゃったんだろう。

地元では、有名なエリート高校出て、
国立大学に受かったまでは
結構、順調だったんだけどな・・・

33才になった今ではただのフリーター。
夢があるわけでもなく、
自分が何をしたいのかも分からない。

まぁ、全部俺が今まで
行き当たりばったりで
何も考えてこなかったのが悪いんだよな。

でも・・・
夢もねぇし、金もねぇし、女もいねぇ。
希望なんて・・・ねぇよ・・・

ハハ・・・もうどうでもいいや・・・

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