ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

    f:id:peraichikun:20190105020429j:plain f:id:peraichikun:20190105020439j:plain

俺は、○○で一流に・・・なる!

この前、たまたま、テレビを見ていたら、
何かの番組で、東大か、
どこかの偉い教授が言っていた。

「一流の人物になるのに、
必要なことは2つ。
『書くこと』と『読書』」

『書くこと』は、考える力を養い、
読書をする人は、人生を知り、
話題が豊富になり、それが
人脈作りに繋がるらしい。
しかも、何歳からでも遅くはないらしい!!

真に受けた俺は、その場で
スマホのゲームを一斉にアンインストール。

よし!今日から俺も、
一流への道を歩むぞ!!

f:id:peraichikun:20190516025737j:plain

 

『書くこと』は、このブログで
やってるっていうことにしてもらって・・・
あとは、『読書』か・・・
でも俺って、昔から、
ゲームやマンガばっか読んで、
本を読まない子供だったし、
当然、大人になってからも
読んでこなかった・・・
ひとまず、電子辞書に入ってる
無料の書籍から読んでみるか。
確か、古典文学が効果的とかって言ってた。

そうして、いつもは、
スマホのゲームで時間を潰していた
バイトの休憩中も、俺は、電子辞書を開く。
すると、バイトの大学生トミーが、
不思議なものを見るかのように
のぞき込んでくる。

「あれ?ぺらいちさん、
 何してるんですか?」

「ん?読書」

うわ。なんか、この響き、カッコイイ・・・。

f:id:peraichikun:20190516025831j:plain

 

「ぺらいっち~、
 なに似合わないことしてんの~
 どうせ、3日持たないでしょ~?」

最近サヨちゃんと付き合い始めた
タクマも、冷やかしてくる。

フフ・・・見てろよ・・・。

俺が選んだ記念すべき1冊目の書籍は、
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』。

ドストエフスキーといえば、
誰もが名前は聞いたことがある
ロシアの文豪だけど、稀代のギャンブル狂、
という事でも有名なお方。

俺は、どこか作者に、
シンパシーを感じながら読み進める。
(ギャンブル好きなとこだけ・・・)

ふんふん・・・破天荒な親父
フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフと、
その一人目の妻、
アデライーダ・イワーノヴナ・ミウソーワか・・・

って!名前が長い!!!
全然、頭に入ってこねぇ!
ってか、まず、『フ』に、
小っちゃい『ヨ』なんて、
発音できんじゃろ!
いいじゃん!『ヒョ』で!
なに『フョ』って!!

・・・まぁいいや。
俺は、かまわず読み進めていく。

ふむふむ。
ヒョードルの最初の妻は、長男を生んだ後、
駆け落ちして出て行ったと。
で、長男の面倒を見ようとしなかった
ヒョードルに代わって、
長男を引き取ったのが、
最初の妻のいとこのピョートル・・・

ピョ、ピョートル???!!!
フョ―ドルと、ピョートル?!!

・・・えーい!まぎらわしい!!!
ハッキリ言って、ぜんっぜん、
登場人物の区別がつかん!!

f:id:peraichikun:20190516025854j:plain

 

3日どころか、初日で挫折しそうだ・・・。

いや!
この読書の習慣を続けて、
いつの日か、俺も一流に
・・・なる!!

でも待てよ。一流って一体、
何の一流になれるんだろう?

まぁ・・・いいか。