ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

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平成から令和へ

休憩中、トミー、マルオ、タクマが
小学生時代に流行った遊びを話している。

「モンハン(モンスターハンター)
 やったな~~!!!」

「そうそう!!!
 あとWiiのスマブラね!!!」

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マジかよ・・・
俺もモンハンやったけど、大学時代だよ??
全く、こいつら平成生まれは・・・

「ぺらいちさんは、子供の頃、
 どんな遊びをしてたんですか?」

「ん?俺は、
『さしぱち』ばっかしよったなあ・・・」

「は?なんすかそれ?」

三人はポカンとしている。

「え?『さしぱち』知らんのん??」

「いや・・・知りません」

三人とも首を横に振る。

「えーーー!!?
 まず、『さし』をさ、机に置いて・・・」

「え?『さし』って、何?」

トミーとタクマは、ポカンとしている。

「え?『さし』は『さし』じゃろ」

すると、マルオが入ってくる。

「『ものさし』のことじゃろ?
 ぺらいちさん、
それ、広島弁ですよ」

「え?そうなん?・・・」

全国共通の遊びだと思ってたのに・・・。
違うのか??

『さしぱち』とは・・・
まず、自分のさしを机に置いて、
さしの端っこをペンを使って弾き、
相手のさしに当てる。
順番に弾いて、最後まで机の上に
残っていた方が勝ちという遊び。

「・・・それのどこが面白いんですか?」

トミーは冷めた顔で聞いている・・・。

「いやいや!!
 めっちゃ面白いんじゃけ!

 シンプルだけど、中々奥が深くて・・・」

そういえば、あの頃、
『さしぱち』のために、
すげー情熱を注いでたなぁ・・・
勝つために、
大きくて強そうな『さし』を
わざわざ探して買ってきたり、
弾く用のペンを色々変えてみたり、
さしの代わりに、分度器を試してみたり・・・

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「アハハ~なんか昭和~~」

タクマは笑っている。

「なにぃ??昭和言うたら、
 メンコとかコマ回しじゃろ!
 昭和生まれったって、

 俺は最後の方なんだから!」

「似たようなもんじゃないすか~
 どっちも古い・・・」

ぐぬぬ・・・平成生まれめ・・・

「でも、お前の好きなサヨちゃんは、
 そういう古いのが好きなんじゃろ~~?」

「それは・・・」

「歌舞伎なんて古いどころじゃないで」

「いや・・・歌舞伎くらい
 古いのはいいんだって。

 昭和は、なんか古臭いというか~
 ダサいというか~」

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言わせておけば・・・
ま、来月から令和になって、
こいつらも、もうすぐ、
うわ、平成~~って
バカにされるようになるんじゃけ・・・

あ・・・・でも、その時、
昭和は、どうなるんだ????
今でいう大正???
そう考えると、ヤバイな・・・