訴えむなしく・・・
やばい、やっぱり
ストレス半端ない・・・
きっと、っていうか絶対、
ハマーンがうちに居候してるせいだ。
最初は、俺も相手もおっさんだから
気を使わなくていいから、
少しの間ならなんとかなると思ったけど、
一人の時間がないって、
意外に結構、辛いかも。
ハマーンは、全然、
家探してる気配ないし。
石原さとみ似の女の子を
紹介してくれるっていう言葉に
騙された・・・
俺に全然メリットないじゃん!
なんかだんだん
腹が立ってきた・・・
っていうか、そもそも・・・
店長が俺んちの住所教えたから
こんなことに・・・
「店長!ハマーンがうちに
押しかけて来て、
ずっと居候してるんですけど!!」
「え?!やっぱり?アチャー・・・」
「アチャー・・・って!」
「オノ君、悪いけど、もう少し
ハマーン泊めてあげてよ」
「い、イヤですよ!!」
「まぁまぁ・・・
うちとしても、住所不定の人を
雇うわけにはいかないんだよ・・・」
「いや、知らないですよ!」
「いいじゃーん。
今度・・・
女の子紹介してあげるからさ」
店長がスマホをスクロールしている。
もう・・・店長まで・・・
「もう!!その手には乗りませんよ!
ハマーンもそう言って、
全然紹介してくれないんですから!!!」
「えへ?そうだった?アハハ」
そうやって結局、
煙に巻かれてしまった・・・
ハマーンとの共同生活も
いつまで続くことやら・・・
もうやだーーーー!!!